HOME >  ED治療に用いられる治療方法を比較 >  心理療法で治療する

心理療法で治療する

一般心理療法と3つの要素

EDには、心因性、器質性のものがあります。治療薬の服用や、外科的治療法で治す方法もありますが、心因性の治療には心理療法を取り入れることがあります。ここでは、その心理療法について紹介していきます。

心理療法には、一般心理療法と専門的心理療法があります。一般的心理療法は、支持的精神療法とも呼ばれ、心因からのEDの患者のみならず、器質性のEDの場合にも用いられます。内容は、医師が患者の悩みをヒヤリングし、患者を励ます(勇気づける)ことを行います。

これは、詳細にいうと、

  • 受容・・・患者の悩みを聞く
  • 支持・・・心の支えになる
  • 保証・・・治癒することを保証し、勇気付ける

以上の三つの要素が重要で、これらが作用させることによって、不安や精神的なストレスを軽減することを目的としています。

しかし、この一般心理療法には、自由な回答ができる質問をすること、心理的な距離感を見極める、信頼関係を築く、プライバシーが十分保たれた環境などの留意すべき点があります。

専門的心理療法で行うノン・エレクト法

専門的心理療法は、一般心理療法のさらに踏み込み、専門技術を用いた治療方法です。特に心因性のEDに用いられます。治療の際は、暗示療法や行動療法など患者のストレスを改善する方法が用いられますが、効率は高くありません。しかし、現在では、「ノン・エレクト法」という方法が注目され始めました。特徴としては、治癒率が高いということ、精神科医などの専門家でなくともできるところです。※基本的にパートナーの協力が必要です。

方法は、最初に医師が、患者とパートナーに「勃起させないように」という指示をします。そして以下の手順を実行します。

①通常通り、愛撫し、膣潤滑を得る。
②男性から女性器が見える体位を取る。
③勃起していない、もしくは、半勃起の陰茎の根元を圧迫。亀頭部を充血させ、その部分のみ膣内に挿入する。
④神経を亀頭に集中し、膣の内部の感触や温かさを楽しむ。
⑤勃起してくるようであれば膣から抜き取って勃起を静める。
⑥勃起が静まったのを確認したら再度⑤まで繰り返す。

この方法では、陰茎を深く挿入することは禁じており、膣の感触を感じたところで終わります。効果としては、繰り返すことで、機能が徐々に回復していくというデータ(顕著な改善:60%、やや改善:24%)もありますので、療法としてはなかなか良い成果を上げていることがわかります。